実習の宿題の質問メールにおけるYAMLファイルから異なる箇所の特定による返信までの時間の短縮
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- ラベル: CDSL-TR-269
- 公開日: Jan. 12, 2026
- 更新日: Jan. 12, 2026
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東京工科大学で実施されている先進情報プロジェクト実習[IT・3] では,学生がYAML ファイルを記述し,Kubernetes クラスタ上に講義資料で指定されたPod を配置する.宿題で不明点がある場合,学生は問い合わせ用メールアドレスに質問メールを送信し,実習時間外に送信された質問についてはTeachingAssistant(以後TA と呼ぶ)が対応する.課題は,質問メールがTA の対応時間外に送信された際,返信に時間がかかることである.2025 年9 月26 日から12 月8 日の60 件の質問メールで,TA が返信したのは46 件で約77%だった.対応時間内の返信にかかった時間の平均は約501 分だったのに対し,対応時間外では約1009 分だった.提案手法は,質問をした学生のYAML ファイルと宿題を完了した学生のYAMLファイルから作成した共通パターンを比較し,異なる箇所を含むメールを返信する.共通パターンは,宿題を完了した学生のYAML ファイル同士を動的計画法により1 行ずつ比較し,行の対応関係をもとに作成する.評価では2 つの項目を比較した.1 つめは,質問メールの返信に要した時間を提案手法とTA が返信した場合で比較する.2 つめは,提案手法の返信内容を分類する.また,確認すべきYAML ファイルの行を含む返信から,返信したYAML ファイルの行と質問をした学生のYAML ファイルを有田海斗が修正して講義資料通りに動作した行が一致するか求める.その行同士の一致と提案手法の返信した内容の分類により,返信した内容の誤った返信と正しい返信の割合を出す.提案手法による返信は60 件中12 件であり,返信に要した時間は最小で約1 分,最大で約495 分であった.一方,46 件の質問メールに返信したTA の返信時間は,最小で約7 分,最大で約4308 分であった.返信に要した時間は最小で約6 分,最大で約3813 分短縮された.また質問メールの内容を分類し,YAML ファイルが原因で宿題の不明点の質問をしたのは60 件中19 件で約32%あり,提案手法の返信した内容の分類では,確認すべきYAML ファイルの行を含む返信をしたのが60 件中2 件で約3%だった.確認すべきYAML ファイルの行を含む返信をした2 件中1 件は,返信をした215 行のうち2 行が一致し,もう1 件は質問をした学生のYAML ファイルを適用すれば講義資料通りに動作するが,改行だけの行が2017 行あり,その行の上位のキーとその直後のキーの行の範囲を含めた3415 行を確認するように質問をした学生に返信した.そのため誤った返信の割合は,YAML ファイル以外が原因で質問をしたメールに対して返信をした件数と課題ヘルパーくんが動作していないことや返信に課題番号がないため返信をしなかった件数の合計であり,60 件中59 件で約98%だった.正しい返信の割合は,講義資料通りに動作する行を含んでいる返信であり,60 件中1 件で約2%だった. ...