ToFセンサで取得する距離データと検知時間差に基づく入退室の識別による室内人数の算出
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- ラベル: CDSL-TR-111
- 公開日: Nov. 19, 2022
- 更新日: Nov. 19, 2022
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半導体デバイスの一つにToF(Time of Flight) センサがある.ToF センサは入退室管理に用いられ,室内人数を算出する.例えば,トイレでの室内人数の算出は入室しているにも関わらず消灯することを防ぐために必要である.2 つのToF センサを用いた入退室管理では複数人の同時入室の場合,センサから人までの距離データから正確に室内人数を算出できない.ToF センサの距離データが通路幅より短い場合,人が通過しているためこれを検知時間とする.本提案では正確な室内人数を算出するために,通路の両側に同間隔で設置した計6 つのToF センサで取得する距離データと検知時間の差を用いる.2 人が同時に通る場合の人数の算出は両側からの距離が変化することから求める.評価実験では1 人ずつまたは2 人ずつが入退室を行う.目視で確認した室内人数の計測値と提案手法にて算出された室内人数を正解率で評価する.評価結果では2 人以下の人数で入退室を行い,85.7 %の正解率で屋内人数を算出することができた. ...