ホスト OS のルーティングテーブルを用いたコンフィグファイルによる DHCP サーバコンテナの自動構築
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- ラベル: CDSL-TR-156
- 公開日: Aug. 04, 2023
- 更新日: Aug. 04, 2023
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コンテナを用いた仮想化は, 移植性の高いアプリケーションの構築を可能にする. しかし, 既存のDHCP サーバは, ユーザが手動で用意する必要があるコンフィグファイルによりコンテナの移植性の利点を得ることができない. 本研究ではこの問題に対し, ホストOS のルーティングテーブルを用いてコンフィグファイルを作成し, DHCP サーバコンテナを自動構築することで移植性を確保する手法を提案する. 利用するルーティングテーブルは, ホストOS に用意されているルーティングテーブルである/proc/net/routeである. 基礎実験では, ISC DHCP を使いホストとコンテナでコンフィグファイルを変えて起動実験を行った. その結果, ホストで利用したコンフィグファイルはコンテナでは適用できないという結果を得ることができ, DHCP サーバコンテナの移植性の低さを示した. ...