SSH接続した日数と実行中のプロセスとサービスをもちいた仮想マシンの特徴の特定

仮想マシンの情報を共有することができる構成管理データベース(以下,CMDB)を作成することで,構成要素の保護管理につながる.仮想マシンの情報は,仮想マシンの名前,ホスト名,IP アドレス,ユーザID,最後にSSH 接続した日,使用目的とする.課題は,使用目的を取得するために仮想マシンの特徴が必要になることである.提案方式は,SSH 接続した日数による仮想マシンの分類,プロセスとサービスの抽出の2 種類に分けられる.SSH 接続した日数による仮想マシンの分類では,仮想マシンを過去30日間のSSH 接続した日数からシルエット法によって決定したクラスタ数にクラスタリングする.プロセスとサービスの抽出では,プロセス一覧とサービス一覧にTF-IDF をもちいて,仮想マシンの特徴となるプロセスを抽出する.評価実験は,SSH 接続した日数による仮想マシンの分類,プロセスの抽出,サービスの抽出の3 種類行った.対象の仮想マシンは,SSH 接続した日数による仮想マシンの分類では79 台,プロセスの抽出では79 台,サービスの抽出では41 台である.SSH 接続した日数によるクラスタリングでは,18 のクラスタに分けられた.プロセスの抽出では使用されているソフトウェアは特定できる仮想マシンは79 台中8 台であった.サービスの抽出では,使用されているソフトウェアは特定できる仮想マシンは41 台中8 台であった. ...