距離と地磁気データから位置の特定による目標物の識別
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- ラベル: CDSL-TR-088
- 公開日: Jan. 20, 2022
- 更新日: Jan. 20, 2022
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既存のIoT デバイスはUUID を基にソフトウェアから識別できるが,見かけが同じハードウェアを視覚的に識別することが出来ない問題がある.そこで,ユーザが立っている位置から特定したい目標物までの距離と角度を使って,一列に等間隔に並んだ同じ見かけの目標物を識別する手法を提案する.IoT デバイスで距離と方位を超音波距離センサと地磁気センサで取得する.センサーの値から余弦定理で目標物までの距離と角度を算出して,目標物の位置を特定する.実測値との誤差を評価とする.超音波距離センサと基準点までの距離を125 cm とし,3 つ並んでいる目標物の2 つ目を特定する場合,実測値と提案から計算した距離の誤差を2 cm にし,IoT デバイスから目標物までの角度の誤差を1 °にすることができた. ...