ICカードのスキャンとPIRセンサーの入退室ログと実際の記録から未検出ユーザへのメールの通知による整合

入退室管理システムにおいて,記録は漏れなく行わなければならない.IC カードのスキャンを使用することで日時と個人の特定,入退室の判定ができる.また,PIR センサーを使用することで,人を検知した場合に音声通知を行うことで記録を促す.しかし,ユーザが自発的にスキャンを行う必要があるため,忘れることがある.課題は,ユーザがIC カードのスキャンを忘れることで記録が残らないことである.本稿では,入退室ログの抽出を利用したスキャン忘れのユーザ検出の手法を提案する.基礎実験では,東京工科大学の研究室であるCloud and Distributed Systems Laboratory での入退室の記録を目視で記録し,IC カードスキャンによる入退室管理システムの記録と照らし合わせを行った.評価実験では,実際の記録と提案を適用した際の記録の時刻,名前,入退室の状態の一致率を算出する.評価は,入退室管理システムの記録の数と目視での記録の数から一致率を算出した.基礎実験の結果として,入室の一致率は,7 月7日が約84.62 %,7 月8 日が約64.29 %,7 月9 日が約83.33 %,7 月10 日が約52.63 %,7 月11 日が約63.16 %であった.退室の一致率は,7 月7 日が100.00 %,7 月8 日が約55.56 %,7 月9 日が80.00 %,7月10 日が約66.67 %,7 月11 日が約33.33 %であった.7 月7 日の退室の記録の一致率が100 %であり,その他の入退室の記録の一致率は100 %ではなかった.結果から,スキャン忘れがあることがわかった. ...