IoT機器における熱情報とCPU状態を用いた閾値とプロセスの動的制御
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- ラベル: CDSL-TR-033
- 公開日: Nov. 27, 2020
- 更新日: Nov. 27, 2020
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近年,Alexa やAmazon Echo,AppleWatch を始めとするInternet of Things(以下IoT と表記する)関連機器が注目を集めてきている.一昔前まではなかった外出先から起動出来るエアコン,blutooth のイヤホン.人々の暮らしを豊かにするIoT.そのIoT では,長時間利用における機器全体の発熱,CPU 本体の発熱や熱によるクロックダウン(アンダークロック), システムダウンに関する問題があり,物理的な観点では空冷を行う方法が存在する.今回の論文ではIoT 機器であるRaspberryPi に着目し,RaspberryPiを使用している利用者に向けてRaspberryPi の温度と動作(クロック) 周波数の関係を利用した閾値を利用したプロセス制御を行うことで温度を気にすることなく長時間利用が可能となる提案を行う.また,今回は温度を変動させる事でクロック周波数がどの様に変化するのかを検証した.結果として,70 ℃を超えた時にクロックダウンが起こり75 ℃を超えた時にはシステムダウンが起こり処理効率に関しても温度が低い方が優れていることが分かった. ...