二分探索法を用いたKubernetes Pod数の決定の自動化による応答時間の遅延の低減
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- ラベル: CDSL-TR-100
- 公開日: Jul. 20, 2022
- 更新日: Jul. 20, 2022
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ユーザーからチケット販売サイトへのリクエスト数が増加すると応答時間の遅延が発生する.応答時間が3 秒となるとユーザーの直帰率が上昇する.応答時間の遅延の解決策としてKubernetes ではHorizontal Pod Autoscaler(HPA) と呼ばれるPod のオートスケール機能が存在する.しかし既存HPAはCPU 使用率を基にしたスケールアウトしか対応しておらず,応答時間を使用したスケールアウトには対応していない.二分探索法を用いたPod のスケールアウトを自動決定するアルゴリズムを提案する.PodはWordPress で構築したチケットサイトをデプロイする.Pod の応答時間に基づいてスケールさせるPod数を決定し,待ち行列理論を用いて応答時間のシミュレーションを行う.これにより,遅延した応答時間の低減を実現する. ...