電池残量にもとづく無線の中継機能の起動と停止によるIoTデバイスの省電力化

IoT の発展からセンサーデータの多様化により屋外で利用するケースが増加している.屋外の利用ではIoT デバイスに電池を搭載しメッシュネットワークを用いる手法がある.しかしセンサーデータを転送する必要のない場合に中継機能を起動していることによって削減することができる消費電力を削減できない.この課題を解決するため中継機能を電池残量に基づいて起動と停止を行い, IoT デバイスの省電力化の手法を提案した.中継機能の起動と停止には電池残量がより多いIoT デバイスの中継機能を起動し, そうでないIoT デバイスの中継機能は停止する.評価ではIoT デバイスの動作時間と消費電力を既存手法と比較した.既存手法と比較し動作時間は最大180 秒増加し, 消費電力は最大16.2mAh 減少することが実現できた. ...