稼働率でグループ化されたIoTデバイスの相互監視による異常検知システム
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- ラベル: CDSL-TR-020
- 公開日: Jul. 31, 2020
- 更新日: Jul. 31, 2020
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通信技術の発達によりIoT を多様に扱う現代において設置した機器が正常に動作しないことや,異常に気付くのが遅れてデータを取得できていないことが問題の背景である.本論文では稼働率によってグループ化されたノード群の相互監視による異常検知システムの提案をする.多数に設置し稼働するIoT から異常が無いかグループ内で相互監視をおこなうこと,また,稼働率によってグルーピングを行うことにより正常な相互監視ができるかどうかの検証が目的である.異常を検知する方法としてIoT ノードの応答確認ができるping コマンドを採用する.また,ping コマンドで送受信されるデータはICMP と呼ばれるエラー通知や制御メッセージとする.グルーピングされたノード間でお互いにping コマンドのICMP 送受信を行い反応が返ってくるかどうかで異常を判断する手法を用いる.実際にプログラムを動かしその結果を本論文で紹介する. ...