通信障害時に迂回経路でデータ転送をする方式
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- ラベル: CDSL-TR-046
- 公開日: Feb. 18, 2021
- 更新日: Feb. 18, 2021
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サーバとデバイスが通信をしている時に通信障害が発生し, データを引き続き送信するのが難しくなって, データが時々無くなってしまう課題がある. このような問題を解決するために, デバイス付近にあるサーバと繋がっている別のデバイスを探索し, BLE(Bluetooth Low Energy) を用いて一時的に近隣のデバイス経由して継続的にデータを送信する方法を提案する. この提案によって, IoT デバイスが自分自身とサーバへの接続状態を監視し, 通信障害が起こった際に周囲に転送リクエストをブロードキャストする. リクエストを受信したデバイスが相互のBLE 通信状況を評価し, プリセット値を超え, 経由ノードとしての通信時間が最も短いデバイスを介してデータの転送を開始する. BLE 通信状況に対する評価方法は, IoT デバイス間のパケット配信率(Packet Delivery Ratio:PDR) を評価することである. 提案に対する評価方法は, IoT デバイスが直接サーバへ送信する時間と転送ノードを経由して送信する時間を比較して結論を出す. ...