木構造を拡張したセンサー識別子の自動割当

IoT デバイスに取付けられたセンサーは,識別可能な情報を保持しない場合が多く,実測値のみを出力している.本研究では木構造におけるノード同士の通信を可能とした新たなセンサー識別子を生成し,センサーに割当を行なった.識別子は不変的かつ衝突率を最小にするため,登録日時からハッシュによる生成を行なった.また親ノードの変更に伴う識別子の再生成が木構造により不要となる.実験はシステムの拡張性を評価するため,センサー接続時からサーバのAPI で参照可能となるまでの時間を測定した.結果はセンサーの数を80 個まで増加させても時間は一定であり,拡張性が実証できた.本研究の識別子を用いることで,センサーの遠隔管理方法の1 つとして貢献できる. ...