自然災害に対応しコストとデータの安全性が両立できる分散バックアップシステムの提案
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- ラベル: CDSL-TR-001
- 公開日: Jan. 16, 2020
- 更新日: Jan. 16, 2020
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自然災害が発生した場合のデータセンターへの影響は地震や台風などの直接的な損害に加え, 電力供給会社による計画停電などの間接的な損害が考えられる. この手法では1 分ごとに災害の種類名をSNS 上で検索し,最新の情報のモデル,過去に災害が発生した時刻の前後で前述したデータのモデルをピアソンの相関関数によって類似率を計算し人間の災害時のオペレーションを待たずに災害時に自動で同じ構成の同じデータを複製することで耐障害性を実現する分散バックアップ手法を提案する.既存のバックアップ手法と比較してバックアップが完了するまでの時間の削減を目的とした.既存のバックアップ手法と当手法での災害発生からバックアップが完了するまでの時間面と費用面での比較を行うことで評価を行った. 結果, 既存のバックアップ手法に比べ災害発生からバックアップ開始から終了までの作業時間が53%削減された.期間を設定し評価を行った際に49%コストが削減できた. ...