風速によってセンシング頻度を変化させる大気汚染の監視の省電力化
- 著者:
- ラベル: CDSL-TR-063
- 公開日: Oct. 19, 2021
- 更新日: Oct. 19, 2021
- ダウンロード数: 0
大気汚染の状況は世界中で監視されており,監視領域の拡大のためには商用電源の接続を必要としない環境発電による監視が必要である.環境発電によって大気汚染の監視を行うとき,マイクロコントローラの消費電力量が発電機の発電量を上回ることによってバッテリの残量がなくなると,マイクロコントローラが動作しなくなる.そのため,大気汚染の監視を常時行うためには消費電力量を削減する必要があるという課題がある.そこで風速とAQI の相関関係を利用し,風速の値からセンシング頻度を決定する手法を提案する.これによってセンシング頻度は風速に伴って変化し,変化量が少ないときに電力が削減される.評価として,定期的にセンシングを行う手法と提案手法の電力消費量及び取得したデータの正確度の比較を行う予定である. ...