IoTデバイスにおけるWi-Fi接続のための暗号化キー更新の自動化
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- ラベル: CDSL-TR-108
- 公開日: Aug. 10, 2022
- 更新日: Aug. 10, 2022
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IoT デバイスはサーバーへセンサーデータを送信するためにインターネットに接続する必要がある.IoT デバイスの管理者はWi-Fi を用いてインターネットに接続する際に,SSID と暗号化キーを入力しWi-Fi ルーターへ接続する.不正アクセスを防ぐためにWi-Fi ルーターの暗号化キーを1 年に1 度変える際に1 台ずつ手動で設定する場合,IoT デバイスの台数が増えるほどWi-Fi ルーターの再接続をする移行作業にかかる時間が増加する.提案方式は暗号化キーと変更する予約時刻をIoT デバイスに送信して更新する.Wi-Fi ルーターに接続されているIoT デバイスに対して,管理者が設定したWi-Fi ルーターの新しい暗号化キーをサーバーへ送信する.送られてきた暗号化キーを用いてIoT デバイスは管理者の設定した予約時刻に暗号化キーの更新を行う.更新した際に更新したことをサーバーに送信して送る.評価方法は2 つの自動化の手法を実行時間を計測することで比較する.1 つはWi-Fi ルーターの暗号化キーの変更を管理者のデバイスから送信して自動化する提案,もう1 つは本提案手法であるサーバーを介した暗号化キーの取得による自動化である. ...