コンテナランタイムのパフォーマンス比較とシステム管理における評価
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- ラベル: CDSL-TR-002
- 公開日: Jan. 16, 2020
- 更新日: Jan. 16, 2020
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近年, 仮想化の常套手段として使われているコンテナ型仮想化では, docker イメージ利用の環境構築コストの削減、異なるOS 環境の管理の容易、多様な環境への迅速な対応が利点として挙げられるが, コンテナ仮想化におけるパフォーマンスの分析は, 通信速度・起動・削除の一連の流れであるライフサイクルという点が重要視されており, リソース変化におけるメトリクスの分析・解析は行われていない. 本稿では,docker コンテナのcpu, メモリ, I/O のリソース変化によるメトリクスの変化に焦点を当てることで既存研究との差別化を行い, パフォーマンスの分析・解析を行った. 解析した結果, コンテナのcpu とメモリは少なからず関係性があることが示され, リソースが制御されている場合は, 逆にリソースを制御することで安定するのではないかという結果が得られた. ...