動的に変化するIPアドレスからIoTデバイスを識別する方法
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- ラベル: CDSL-TR-049
- 公開日: Jun. 18, 2021
- 更新日: Jun. 18, 2021
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IoT デバイスからサーバに送られるセンサデータを識別する場合,通常IP アドレスを用いて識別を行う.しかし,DHCP サーバによって動的に変更されるIP アドレスでは,必ずしも一意な識別ができるとは限らない.また,IP アドレスを使用せずに固有の識別子を使用する場合,ある1つのデバイスからセンサデータを送る度に同一の識別子を共に送ることになる.この課題を解決するため,固有の識別子をサーバからIoT デバイスに付与し,IP アドレスと付与した識別子を使用したIoT デバイスの識別方法を提案する.また,IoT デバイスからサーバにセンサデータを送信してから応答までの時間を計測し,固有の識別子をセンサデータと共に送る手法と比較を行った.その結果,提案手法によってセンサデータの送信から応答までの時間を平均して6.2%削減することができた. ...