マルチホップネットワークにおけるリンクごとの送受信の同期によるIoTデバイスの省電力化
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- ラベル: CDSL-TR-185
- 公開日: Jan. 18, 2024
- 更新日: Jan. 18, 2024
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マイクロコントローラとセンサ間でのデータ通信にはI2C(Inter-Integrated Circuit)が用いられる.マイクロコントローラは,センサからセンサデータを取得した後,プログラムを通してセンサデータを出力している.しかし,センサデータが取れていない時に,センサとプログラムのどちらに異常があるのか分からない課題がある.その問題を解決するために,本研究ではセンサのI2C アドレスの取得結果の可否の判定によってセンサデータ取得の可否を判断する.判定結果をログ出力してサーバーに転送してファイルに保存する.判定方法は,I2C アドレスの取得ができるかの可否により決める.評価手法としてセンサが外れてからログとして出力されるまでの時間を評価する.評価実験ではセンサのログを5 秒おきで計15 回出力する.センサの回路の線を物理的に抜き取った記録と,出力したログに記述されているI2Cアドレスの取得結果を比較する.結果,最初の30 秒間は上記2 つの記録の誤差は出なかった.そのことから本研究の提案手法であるセンサのI2C アドレスの取得結果の可否の判定が出来ていることが分かる. ...