クライアントの共通したパケットロスごとのマルチキャストグループを使用した重複パケットの抑制による消費電力の削減
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- ラベル: CDSL-TR-215
- 公開日: Dec. 11, 2024
- 更新日: Dec. 11, 2024
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クラウドアプリケーションにおけるマイクロサービスでの導入時にはサービスの優先度をユーザーが構築ファイルに記述する必要があった. そのため, ノードのCPU が枯渇した際, ノードを新たに追加することでスケールしていた.本稿ではマイクロサービスの優先順位を計算し, 優先順位が高いサービスを低いサービスが共助することで処理に必要とされるCPU をクラスター内から再利用する.前段階として,マイクロサービスの相互通信のログやノードにおけるCPU 使用率を取得する. 取得した指標を提案する計算式に代入することでマイクロサービスが複数ある環境で優先度の順位付けを行う. このモデルでは異なるコンテナでの優先度の比較を行い, 優先度が高いマイクロサービスの処理を低いコンテナが共助する.評価方法は, マイクロサービスが15 個稼働している環境にウェブサイトを用意する. ユーザーが定義したサービスの優先順位付けと提案手法による優先順位付けを比較し,優先順位の一致率を評価する.また,上記の優先順位付けによるノードのリソースを効率的に使い切れているかを評価する. ...