分散検索手法におけるアクセスログの検索の応答時間の削減
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- ラベル: CDSL-TR-118
- 公開日: Dec. 05, 2022
- 更新日: Dec. 05, 2022
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Web アプリケーションにおいて,アクセスログはシステム障害が発生した時に根本の原因を分析するのに役に立つ.システム障害の解決のためのログ検索は短い応答時間が必要になる.なぜなら,システム障害を分析している時間はシステムの利用者がシステムを使えない時間になるためである.検索の応答時間は,ログの件数が多いほど長くなる.ログの単位時間あたりの件数が多くなった場合に検索対象のログ件数が増える.そのため,検索にかかる時間が長くなる.提案では検索をする時にアクセスする検索対象のログ件数を減らすことで検索の応答時間を短くする.具体的にはアクセスログをアクセス先,ステータスコードでグループ化されたブロックとして保存する.検索クエリはアクセス時刻,ステータスコード,アクセス先の中から1 つを指定するか2 つ,もしくは全てを指定したものとする.評価方法は提案手法とアクセス時刻のみでグループ化した手法と検索の応答時間を比較する. ...