WebAssemblyのメモリにおける増加量とリクエスト数の比による必要量の推定を用いたインスタンスの再起動
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- ラベル: CDSL-TR-119
- 公開日: Dec. 05, 2022
- 更新日: Dec. 05, 2022
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WebAssembly (Wasm) の利用はブラウザにとどまらず,既存のソフトウェアを拡張するプラグインとしても利用される.プロキシではユーザー定義のパケットフィルターの実装する際にWasm が利用できる.Wasm には1 度使用した最大量のメモリを確保し続ける特徴があるため,Wasm のインスタンスの実行時間に応じて,余分にメモリを確保し続ける期間が長くなる.Wasm インスタンスが余剰させたメモリを解放するためには,再起動を実施する必要があるが,同時にWasm インスタンス内に保持するキャッシュも破棄されてしまう.そのため,Wasm インスタンスの保持するキャッシュが少ないときを見計らって再起動をすることにより,キャッシュヒット率の低下を抑えつつ,メモリの余剰を削減することで,Wasm インスタンスのメモリ使用量を縮小する. ...