木構造を用いた識別子の動的な割当によるセンサーモジュールの一意識別
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- ラベル: CDSL-TR-034
- 公開日: Dec. 25, 2020
- 更新日: Dec. 25, 2020
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近年,IoT の発展と同時にその管理が注目を集めている.特にデータを生成するセンサーの管理には物理的位置の把握とそのデータシート情報が必要となる.しかし,電気信号のみを出力するような低レベルのセンサーは識別情報を持たないことが多いため,ネットワーク上で識別が不可能となる.また,新たに識別子を付与した場合にソフトウェアに依存することが多く,問題となる.さらに,膨大な量のセンサーを管理する場合に管理コストが高くなるという問題点もある.これらの問題点を解決するため,木構造を用いた動的な識別子の付与を提案する.日付情報をハッシュ化したものを新規ID として付与することで依存関係の解消と管理の容易さを向上させた.また,既存方式よりもユーザー負荷を減少させることによって管理コストの低下につなげた.これらを従来の手法と比較し,セットアップまでの時間的コストの低下とユーザー負荷の減少を目的としている.本研究によってIoT 学習環境の整備を向上させ,IoT 利用可能分野の拡張を実現する. ...